たしか晴れ

文字が読みにくいなと思って、室内灯を点けました。

スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの 籘真千歳著 を読みました。
割りと分厚い本ですし、特に文字が大きいわけでもなく
「うおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」「らめぇぇぇぇぇぇぇん!!!」といった一文字たちの羅列でページの下部が真っ白というわけでもないですのに
気がつけば右手側の方が紙が厚くなり、左手側が残すところ後少し、となるのも
確か読み始めたときはこれからボンネットで目玉焼きを作るぜとばかりに太陽が灼熱の恵みを降り注がせていたはず。
気がつけば太陽はすでに隠れ文字が読みにくい程度の時間帯となれば
まあ納得です。
うわ今日終わっちゃいましたよ。

という具合にとても楽しませてもらいました。
読み始めると、白い紙の上に少しずつ点を打っていって、その点と点を少しずつ繋げ合わせながらまた点を置いていって。
過去作を読んでいれば繋がる線も多くあって
最後に過去作も含めてひとつの像を結んで完結し、ワタシにはとても魅力的な絵に見えました。

思えば読み始めたのは著者近影の、あの本の表紙をちょっとめくると出てくるところに
「夢は人工知能との結婚。生きている間にせめて婚約にはこぎ着けたいが、未だ運命の出会いはない。」と書いてあって
その少ない文字数のなかの単語、書き方がドストライクで
うわきっとこのヒトの作る物語はスキになれるわーと思ったためでした。
ヒトガタを愛し、ヒトガタに希望と書いてユメと読み、期待とか願望とか欲望といった意味合いを混ぜ合わせたものを込めまくったヒトの
優しく恥ずかしく、ワタシには時間を忘れるに十分なエンターテイメントでした。
ありがとうございます。
おめでとうございます。
またこの方の名前を書店で見かければ喜び勇んで買うでしょうし
その前にちょっと読み直したいです。
しかしその前にブクログに無料公開されている作品を読みたいです。

最近本読んでばかりですな